毎年恒例の「新語・流行語大賞」が昨日発表されました。大賞となったのは『神ってる』。
これはプロ野球で25年ぶりにリーグ優勝した広島カープの監督がインタビューで使った言葉だそうですが、大賞と聞いても今一つピンときません。昨年の「トリプルスリー」も同じく「?」という感じでした。野球は好きなほうですが、一般に浸透している言葉かというと、やはり「ん?」という感が否めません。まあ、この「新語・流行語大賞」自体が権威のあるものと言うよりは、テレビやネットニュース上をにぎわすネタですから、否定するものでもないのですが(笑)。
しかし、昔のこの大賞、ノミネート語を見ると、けっこう記憶に残っていたり、その年から出だして今も定着しているとかいうものもあるんです。
例えば、ブラック企業、ヘイトスピーチ、イクメン、政権交代、ネットカフェ難民、ゲリラ豪雨、ips細胞など。こういう言葉は当時の世相を反映した新語といえるでしょう。特に気象用語は地球の温暖化が騒がれるようになってから、それを裏付けているようで空恐ろしくなります。先日も11月に雪が降り、積雪は観測史上初めてだったそうですが、この「気象観測史上はじめての・・・」は、1990年の新語・流行語に入っています。つまり地球温暖化が顕著に我々に降りかかってきたのは1990年代から、というのがわかります。他にも古いところでは、