災害時の休園基準を厚労省が策定へ
今年の台風15号と19号は関東甲信越、東北に大きな被害をもたらしました。昨年、大阪に上陸した台風21号では車が転がったり、タンカーが橋にぶつかったりとすごい映像を見ましたが、今年の15号によるゴルフ場の鉄塔の倒壊と併せて台風の強風の恐ろしさを目の当たりにしました。そして、台風19号で雨による水害の脅威を目の当たりにしました。
JRの計画運休も昨年から始まりました。テレビで「命を守る行動を」という言葉がこれだけ連呼されたのも初めてです。「50年に一度」とかいう言葉が「例年のように」となっていくのではないかと思うほど、自然災害の規模が大きく、頻度が高くなっています。
当園では今年の3月に入園のしおりを改訂して「災害等による休園」の項目を入れました。新入園児、在園児のすべての家庭に周知しましたが、まさか半年後に本当に台風による休園があるとは・・という思いです。今回の台風では板橋区も前日から区内の保育園の休園を決めましたが、これも初めてのことです。
幼稚園、小中学校は学校教育法により園長、校長判断で休園、休校が決められますが、保育園にはこの法律がないのです。同じ子どもでありながらこれはおかしい、という声を板橋区私立保育園園長会で区に伝えて、私立園は園判断で休園を認められるようになりましたが、今後、厚労省が基準を策定するようです。働き方改革としても、社会全体が乳幼児を育児中の親を優遇して出勤しないことなどが当たり前のようになっていくといいのですが。園長 田中 裕
*今年度は全然ブログを挙げていませんでした、すみません!