北野保育園は「和・気・愛・愛」をもって、地域の子育ての支援を行います。

保育園ブログ

町にいきる

 昨日、板橋区私立保育園園長会の春の懇親会がありました。

 この4月で板橋区の私立保育園は78園になりました。懇親会の前に行われた定例園長会では人数の関係であまりに会場が広く、遠くの人の顔がぼやけるほど。懇親会は毎回、お世話になっている区の保育サービス課の方もお招きします。昨日は久しぶりに坂本健板橋区長、杉田区議会議長が揃い、にぎやかな顔ぶれとなりました。

珍しく他の予定がなかった区長さんはゆっくりしていただきましたが、忙しいときは5、6件の会合がブッキングすることがあるそうです。昨日はなんと区長さんに歌まで歌わせてしまいましたが、たくさんの人がいろいろな歌をうたい、あっという間にお開きの時間となりました。

 ところで、今回の懇親会から町会連合会の会長をお招きすることになりました。最近は新規開設の保育園が住民の反対にあって開園できなかったり、子どもの声がうるさいとの苦情で防音壁を作らなければならなかったり、という話をよく聞きます。今の社会では、ご近所づきあいが好きな方もいれば、自分のプライバシーを大事にする方もいるので、いろいろなところに配慮することが大事です。地域住民に断わりもなく、保育施設が建設されれば不満の声があがるのは当然のことでしょう。ですから、これからの保育園運営はどうやって地域の皆さんと一緒に生活していくかが大切です。何代にもわたって同じ町に住み続ける人もいれば、新しく越してくる人もいる。町会に加入しない人が増えているのも、まあわかります。だから78の保育園が各地域の町会に協力できることはなにか、逆に町会にお願いできることはなにか、と考えて連携していくことが必要になってくると思います。

板橋区の町会連合会の鈴木会長は東京都の町会連合会会長、全国の副会長を務める超多忙な方です。急なお誘いにもかかわらず参加してくださった鈴木会長は、町のいろいろな問題に仲介役としているのが町会長や自治会長の役割だとおっしゃる、保育園の力強い味方です。子どもは次世代を背負う国の宝だと考え、町の住民にも伝えてくださいます。人のつながりが希薄になっているといわれる今の社会。地域との共生には頼るべきところに頼ってほしいという大変ありがたいお言葉もいただきました。しかも、なんと私の家とは遠縁にあたるそうで、びっくり。

                                                                                                             園長 田中 裕

2017年05月10日   北野保育園

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