北野保育園は「和・気・愛・愛」をもって、地域の子育ての支援を行います。

保育園ブログ

平成も最後の1年です

 新しい年が始まり、毎日すばらしい好天に恵まれています。今年は平成という時代が最後の1年を迎える区切りの年であり、それは次の新しい時代へとつながる年でもあります。「これからはどういう時代になるのか」という展望や、「平成とはどんな時代であったか」という総括があちこちで行われると思いますが、時代が確実に変わっているのだけは確かです。平成という時代は、

バブルの末期、崩壊から始まりました。テクノロジーが急激に進み、今でいうICT化が進む中で人が翻弄され選別されるような時代になってしまったと言えるのではないかと考えます。二極化はいたるところで進み、地球も生物も悲鳴を上げています。そんな時代に我々はいかに生きていけばいいのでしょうか。

 10年、20年サイクルで過去の時代の文化等が再び繰り返すこともあります。時代の中では江戸時代が再評価もされています。「温故知新」という言葉があるように古き時代のよいところを大事にして、新しいものを創造することが必要ではないでしょうか。オリンピックのために建て替え中の国立競技場は日本古来の建物の要素が近代的な競技場に活かされます。保育園や高齢者施設でも防災上の危険性をクリアすることを踏まえて木造建築が再評価されています。何をとり、どこを残し、何を新たに加えるかという考え方と、ゼロから1をうむ考え方を融合するような発想力が必要とされるということかもしれません。

 ゲームとかバーチャルにまみれている現代では、人がものを考える時間がどんどんなくなっているそうです。そのために夢さえろくに見なくなっているという説すらあるとか。若い世代がいろいろな業界で活躍する一方でこういう時代に翻弄された人間が増えている。なんとか、赤ちゃんの頃から、これからの時代に対応する「人づくり」をしなければなりません。保育園も大事な使命を担っていますが、社会全体で複合的にこれからの「人づくり」を実践していかねばなりません。 園長 田中 裕

 

2018年01月12日   北野保育園

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