北野保育園は「和・気・愛・愛」をもって、地域の子育ての支援を行います。

保育園ブログ

しぜんの国に行ってきました

霜月の名称どおり、寒い11月の始まりとなりました。長期予報だと11月は暖かいらしいですけど、今日は冷たい雨、冬みたいな気温です。体調管理が大切になる時期ですね。

さて、先月の下旬に板橋区私立保育園園長会の管外視察研修と東京都社会福祉協議会保育部会の取材で週に2回同じ保育園に行ってきました。

行先は、町田にあるしぜんの国保育園です。敷地は1,000坪、山の傾斜地を利用して建てられた新園舎は職員が北欧の保育園などを見学したうえで設計のアイデアを出したといいます。設計士泣かせの園舎は子どもが落ち着いて楽しめる空間になっていました。芸術、食育、自然を保育の三つの要素と考え、「させる」をなるべく少なくして子どもの感動や体験から学ばせる、という考え方で保育を行っています。子どもの興味関心は当然、様々ですから年によっても取り組む内容や課題が変わってくるということです。

昔は、大人がすべてを設定してそのレールに乗せていくというのが幼稚園、保育園で行われていた保育でした。今は大人はきっかけづくりに携わり、子どもが膨らませていくというのが主体的な子どもの活動として主流になってきています。しぜんの国保育園で独特なのは、3歳児以上はクラスの部屋というのではなく、学校で言えば特別教室のような部屋に設定しているところです。「おんがくのおへや」「じっけんのおへや」「としょしつ」「けんちくのおへや」「ロールプレイ(ままごとのへや)」あとりえ」ではそれぞれ子どもたちが好きなところを選んで思い思いに過ごしていました。実は北野保育園でも子どもの人数も考えて各部屋のコーナーというより、部屋ごとでこのしぜんの国のように遊べる内容をいずれ設定したいと考えています。

色に対しての考え方、自然に対しての向かい方、子どもの活動に関しての考え方など、学ぶところの多い視察となりました。 園長 田中 裕

2015年11月02日   北野保育園

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