運動会は子どもたちが、こんなことができるようになったよ、と体を使って自己表現をする場であり、大好きなおうちの方と親子競技やお弁当など大切な時間を過ごす日です。子どもたちは本当に楽しそうに、そして保護者のみなさんもとっても和やかに運動会の時間を楽しんでいました。ひとりひとりが輝いた時間をもち、みんな揃って力を合わせてみんなで輝く時間もありました。来賓の方もその温かい空気を感じたらしくとても喜んでいらっしゃいました。

運動会の演技、競技に関しては数年前から、誰のため、何のために行うものなのか、そこから何をどう表現するのかを模索しているところです。特に年長組が取り組む組体操は、子どもへの負担や、最近の子どもの体幹の問題などにかんがみて、どういう形で行うか、今年は４月から体育指導の先生とクラスで話し合ってきました。運動会直前に、大阪の中学校で組体操による事故があったりもして、今、園として見直したことはよかったのだと改めて感じています。体の体幹を使った動作やみんなでそろえて動くことの美しさを表現することなら就学前の幼児でもその年齢の発達、成長を見せることができます。我慢して行うことは、中高生には必要なこともあるかもしれませんが、幼児や小学校低学年にはもっと楽しむことが第一と考えてこれからも、いろいろ取り組んでいくつもりです。　園長　田中　裕