読書の秋だねえ~虫の音をBGMに~
出版業界が不況にあえいでいるのは有名な話ですが、最近は芸能人が芥川賞を受賞するなど、「本」が活気づくニュースも報道されています。本屋さんに行けば大きな書店であればたいていどこでもレジに長蛇の列。けっして電子書籍に多くの人がシフトしたわけではないと思うのですが。それとも、どの分野にも共通する二極化でしょうか。
4月から職員みんなで読書記録をつけています。新制度により、今まで以上に「質の高い保育」の提供を求められます。そのためには、職員は保育の専門性だけでなく、社会の動静をとらえ、社会人としてのマナーや、おとなとしての知識、教養を身につけていかなければなりません。ネットだけの情報でなく、書物にじっくり向き合い深く考える時間も持つ。人間いくつになっても勉強しないと成長できません。
そこで、この4月から職員が読んでいる本をちょっと紹介しましょう。
「社会人として必要なことはみんなディズニーランドで教わった」「9割がバイトでも最高の成果を生み出すディズニーのリーダー」「ガミガミしない子育てのコーチング」「1%の力」「一瞬で人の心を操る心理法則」「itと呼ばれた子」「ドラッガーのリーダーシップ理論」「ディズニーサービスの神様が教えてくれたこと」「20代でやるべきことやってはいけないこと」「子どもはみんな問題児」「エッセンシャル思考」「会話のキホン」「嫌われる勇気」「シンプルに考える」「フランス人は10着しか服を持たない」「子どもの心のコーチング」
これは一部ですがジャンルとして自己啓発ものが多いのは、組織として必要なマネジメントに関する本は読みましょうと呼びかけているからです。学校の授業で学びきれないのがチームで働くために大事な「気遣い、気配り、心配り」だからです。
ちなみに私は「リクルートでゼロから学んだ絶対ルール(実践編)」「これだけPDCA」「世界のエリートはなぜ『この基本』を大切にするのか」「リーダーシップの本質」を勉強のためによみました(趣味で読んでいる本はもっといろいろありますが)。読むには読みましたが「少年老い易く、学成り難し」です。もう、少年じゃないけど。
そういえば、朝のテレビのアンケートで「夏休みの課題で一番苦痛だったもの」は、「自由研究」「絵日記」などをおさえて、「読書感想文」が堂々1位でした。だから、職員には読書感想文は書かせてません(笑)。