あづくであづくて身も心も溶けそう
猛暑日が続いています。東京でも練馬の隣の我が板橋区は確実に一週間以上、35℃越えです。私は出張仕事が月の出勤日の半分くらいありますが、ほとんどは午後からです。しかし、今は午後になると外に出るのがつらい。
実は私が北野保育園に来た平成22年は真夏日だか、猛暑日が
記録を出した年でした。その年は今年と同じように、これでもかというほど暑い日が続き辟易しました。更に園庭に出た瞬間に蚊に刺されたものでした(ここ数年は蚊の防除剤を散布しているのでだいぶ蚊は減りました)。
先日、35歳になる昔の教え子に会う機会がありましたが一人は現在テキサスにいて夏になると40℃。「でも日本みたいに湿度がないんじゃない」と聞くと、確かに湿度は低いけど太陽の日差しが突き刺さってきて誰も外には出ない、とのことです。もう一人は数年前までジャカルタに単身赴任していましたが、一年中30℃。「それもきついね」と言うと、慣れるもので日本の夏の方がきついそうです。
世界で最も暑い地域はアメリカのデスバレーの57℃とかオーストラリアの中央部の50何度とか言われています。もっとも寒いところはロシアのオイミヤンコの零下70何度とか言います。もちろんどっちも人が暮らす以前に体験するにも命がけだと思いますが、こういった極限地帯を体験している作家の椎名誠さんによるともっとひどいのは常に湿度90%のギアナ高地だそうです。この湿度の中では常に身の回りの物すべてが濡れており、気が狂わんばかりの不快な環境だそう。
そう考えると、35度が続いてもエアコンがある限り贅沢言ってはいけない気もします。でも溶けそう! 園長 田中 裕