北野保育園は「和・気・愛・愛」をもって、地域の子育ての支援を行います。

保育園ブログ

雪が降れば思い出す

 今年になって何回か雪が降っていますが、幸か不幸か「♪子どもはよろこび、庭かけまわる~♪」までの積雪ではありません。子どもは残念!大人はホッ!でも、今日も夕方から未明まで降り続くとか予報で言ってるもんだから、ほんとに明日の朝が気になります。しかし、雪といえば(本文に続く)

昨年の2回の大雪はすごいものでした。2回とも土曜日でしたが、歩いてきた職員は園に着いた瞬間、まるで遭難から生還したひとのように泣き出したりと。特に2回目は道路の雪の下に水がたぷたぷにたまった状態で歩きにくいっちゃありゃしない。分園の屋上は本来流れるべき管がふさがれ、プール状態になっているところから何かの水位を越したようで保育室に雨漏り!その光景は昭和30年代以前のあばらやの雨漏りかと思うほど。(昔の漫画によくあるようなあれです。後日、施工業者に見てもらって今後は大丈夫だろうといわれましたが)。これは、とにかく屋上の雪、というか水をなくすしかないと、そのあと一人で雪下ろしに奮闘してなんとかなりましたが、腰にもダメージが来てしまいました。

去年のこの雪は東京では45年ぶりとかの豪雪だったようですが、実はそのときの豪雪は私の小さなころのアルバム写真に残っています。本園の園庭は雪国のような積雪、そして当時の先生たちが作ってくれたのでしょう。子どもが3人くらいは入れるような「かまくら」ができていました。すてきなプレゼントはしばらく庭にあったと記憶しています。

東京の雪の思い出は、もう一つ。私が大学生のころ毎週のように降ったあの年。有明でテニスをしているときに降り出した雪は、車で徳丸に帰ってきたときは宮ノ下の緩斜面でスリップするほどの積雪になっていたのです。雪道の運転は本当に危ないと思ったものです。

私が北野保育園の園長になった年は、なんと4月に雪が降りました。いみじくも私が常勤の教員として社会に出た年も4月に雪が降り、満開の桜の上に積もった雪の重みで枝が地面についていた光景が思い出されます。

まあ、通勤や雪かきなど大人には困る雪ですが、ふだんと一変する雪の光景はやはり何にも代えがたい天からの贈り物といえましょう、それは子どもだけのものではなくて。 園長 田中 裕

2015年02月05日   北野保育園

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