和・気・愛・愛 園だより9月号
防災の心得
園長 田中 裕
【正常化の偏見を打ち破れ】
人は自分にとって都合の悪い情報を過小評価したがる特性がある。例:地震が来てもうちは大丈夫だよ。電車に乗っている今、このときに地震はまさか来ないだろう。火事にはならないよ。停電で電気が完全にとまることはないだろう・・・等々。その偏見を捨てて明日の午後3時に地震が来るという設定で取り組むくらい真剣に準備しておく。
【大災害は忘れない頃にやってくる】
過去の統計によると、大地震、火山の噴火等はある時期に続けて起こっている。その期間は20~30年続く。(貞観期、天正・慶長期、元禄・宝永期、大正・昭和期)阪神淡路大震災から25年後は2020年となる。
【災害に対応する携行品】
スマートフォン(携帯電話)は情報収集に役立つが、必ず「乾電池式」の充電器も併せて常日頃持ち歩くこと。(コンビニで入手可。)「今持ってない人は今日中に買いなさい」と講師に言われました。なぜ今日か。それが日常化の偏見(地震はしばらくは来ないでしょと思っている。)だからです。
家族の情報(写真)を持ち歩いていますか?とも聞かれました。写真だけでなく、住所・家族の名前、ニックネーム・年齢・誕生日・血液型・身長体重・アレルギー等の配慮事項など、家族の必要情報が家庭と親の両方にあることが最悪の状況での命をつなぐ太い綱になるのです。
災害時に、絶対の安全や正解はないので、その場でベストを尽くすような訓練がやはり必要だとのことです。
―9月の行事予定―
アンケート調査にご協力ください
今年度も、当園ではより良い保育サービスの実現をめざして、東京都福祉サービス『利用者に対する調査』を実施いたします。別紙(封筒)のとおり、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
9月のクラスのねらい
0歳児 |
・ゆったりと生活リズムを整えながら夏の疲れをとる。 ・散歩や戸外遊びを通して全身を使った遊びを楽しむ。 |
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1歳児 |
・保育者や友達と体を動かして遊ぶことを楽しむ。(走る、よじ登る、段差から跳ぶなど) ・草花や虫等、身近な自然に親しみながら散歩や戸外遊びを楽しむ。 |
2歳児 |
・残暑や体調の変化に留意し、健康に過ごす。 ・保育者や友達と一緒に全身を使った遊びや戸外遊びを十分に楽しむ。 |
3歳児 |
・運動会に向けて、がんばる力、あきらめない力、応援する力を育てる。 ・簡単な報告をことばで伝えられるようになる。 |
4歳児 |
・みんなで力を合わせて表現する喜びやグループで競い合う面白さを味わう。 ・身近な自然に触れ合い遊び、夏から秋へと移り変わる季節の変化を感じる。 |
5歳児 |
・運動遊びを通じて一緒に力を合わせる、競い合うことを友達と共感していく。 ・夏から秋への季節の変化に気づき、月や虫などに興味や関心を持つ。 |
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