和・気・愛・愛 園だより3月号
「三つ子の魂」+「桃栗三年柿八年」=
園長 田中 裕
本園の園庭には梅がきれいに咲いています。芳しい香りを漂わせる白梅は、桜が愛でられるようになる平安時代までは日本人にたいそう愛されました。
この梅は私が小学校高学年の頃に植樹されたもので、当時は3月の終わりに咲いていましたが、今は寒いころに春を告げるように花を開きます。まさに「雪に耐えて梅花麗し」ですね。
さて、果実にまつわる「桃栗三年、柿八年」という
日本古来の言葉があります。実はこの後に続くものが地方によっていろいろ違いはあるようですが、伝えられています。「梅は酸い酸い13年、ゆずののんびり18年(12年や20年という地方もあるようです)、りんごニコニコ25年」
これは「何事も時期が来なくてはできない」というたとえです。私が以前奉職していた学校の上司はこの格言にさらに別の格言を合わせて不思議な数の巡り会わせを語ってくれました。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、昔からいろいろな学者が3歳という乳幼児に大切な年齢のキーワードを語っています。この3歳に桃栗の3を足すと6歳。柿の8を足すと11歳。梅やゆずの12を足すと、15歳。数え年や満年齢の誤差はありますが、見事に小学校入学、卒業、中学卒業の年齢になるのです。(他の数字も大学卒業や30歳前の区切りに感じます。)この年齢は人の切り替わりの時期を示すのかもしれません。子どもの成長は人それぞれですが、必ずステップアップする時期があり、それまではゆっくりじっくり育てよと、古人が教えたかったのかもしれません。
まもなく、さくら組の子どもたちが小学校に巣立つときが来ます。乳児のころの子どもたちの姿を思い出すと立派に育ってきた姿に感慨がわきます。小学校に行って、もっと成長した姿を見るのが楽しみです。
―3月の行事予定―
2日(月) 保護者会 0歳
本園1、2歳児
<お知らせとお願い>
〇3月5日(木) は5歳児のお別れ遠足となります。お弁当を持ち、上板橋にある教育科学館でプラネタリウムを観たあと、平和公園で遊んできます。
〇幼児クラスが園内で履いている白バレエシューズですが、今後カラーのバレエシューズも使用可能とします。ただしキャラクターなどの絵の描かれているものは高価なこともあり、今までどおり使用することは不可とします。親子で白のシューズに絵を描くなどしてみてはいかがでしょうか。
〇平成27年度の登園時間の変更について
・現在の登園時間は9時30分までとしておりますが、午前中の活動を9時30分から開始できるように、登園時間を9時15分までに変更することにしました。来年度4月からは時間が早まりますので遅れないようにお願いします。なお病院受診のために遅れる場合は今までどおりご連絡をください。
〇新年度の予定について
・4月4日(土)は27年度入園式を予定していますが新園児のみの出席となります。土曜日登園予定の方は通常保育となります。
・新年度1回目の保護者会を以下の日程で予定しております。いずれも17時から18時となります。詳しい内容は後日お知らせいたします。
4月6日(月) 本園新2・3歳児 分園新1歳児
4月7日(火) 本園新4歳児 分園新2歳児
4月8日(水) 本園新5歳児
※クラスは来年度新クラスです